ごあいさつ
経済成長が著しい昨今、新たな技術を導入したモノづくりが日々行なわれています。
生産されたモノは必ず廃棄されるというライフサイクルのもと、資源回収(リサイクル)は現代社会において重要なプロセスであるといえます。
自動車やパソコン、携帯電話など生活家電に使用される貴金属は、非常に希少性が高く、私たち地球の限りある貴重な資源です。
生産者(企業)責任が重要視される現代で、品質保証はもちろんのこと環境への配慮を優先させている生産者の皆様への安心と満足に、および地域社会との共生に私たちの事業活動がつながっているものと考えています。
この基本理念のもと、組織としての活動を継続的に改善していくという基本方針を掲げ足柄工場では2001年12月、磯原工場では2007年12月に国際規格である環境マネジメントシステム(ISO14001)認証を取得しました。
また、2008年12月には足柄・磯原工場にて品質マネジメントシステム(ISO9001)認証を取得し、2011年12月には環境(EMS)と品質(QMS)を「統合したマネジメントシステム(IMS)」の運用認証を受け、業務遂行に活かしております。
このシステムの素晴らしさは、企業活動に応じた環境リスク、品質リスクおよび経営リスクを「トレードオフ」し、組織としてバランスのとれた経営を行えること、また、組織活動のパフォーマンス評価を行ない、何が良かったか、何が悪かったかといった要因分析(レビュー)を行なうことです。
資源回収技術への期待が高まる中、環境負荷の低減および品質向上のニーズのバランスのとれた経営を追求、尽力していく所存でおります。
また新たな分野へのチャレンジ精神を失わず、焼成と排ガス処理のノウハウを発展させた加熱加工事業にも取り組んでまいります。
どうぞよろしくお引き立てくださいますよう、お願い申し上げます。
代表取締役会長 鈴木 喜崇
取締役社長 太田 晋